ヘレヴェヘの『ロ短調』を何度も繰り返して聴く。編集者のCD視聴はこのところ専ら通勤電車での携帯プレーヤによるもので、ディスクを入れ替えるのを横着するものだから、前半(CD一枚目)ばかりをリプレイしている。美しい合唱である上、発音がはっきりと聴き取れるのが特徴的。
しかし、少しばかり困ったことが起きている。しょせん携帯型の一万数千円のプレーヤに7-8千円のヘッドフォンだし、うっかりすると地下鉄の轟音のなかで聴くのだから音質にこだわるつもりはないのだが、この音盤では少し大きい音のところ(コーラスなど)でしばしば音が歪むのだ。近所迷惑でもあるし、それほど大きな音量で聴いているわけでもないのに、こうなるのは何故だろう。録音が良さそうだが、ダイナミックレンジが広すぎるのか。いずれにしても折角の美しい演奏がこれでは悲しい。ヘッドフォンにもう少し投資すれば解決するのだろうか。さて。
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