1998-09

音盤一行感想録(管弦楽曲)

エルガー『エニグマ変奏曲』他

ダニエル(指揮) ロンドンPO (CONIFER 75605 570412) 編集者期待のポール・ダニエルによるエルガー・フェイヴァリッツ。序奏とアレグロや「謎」など、手堅い演奏と聴いたが、威風堂々第1番はスコア読みの徹底による指示らしき箇...
東越谷編集日記

編集日記(1998.09.22分)

更新をさぼっている間に台風5号は通り過ぎ、またしても7号、8号が。南の多湿な空気が流れ込んだせいか、東越谷方面は異様に蒸し暑い。さわやかな秋晴れ、はもうしばらく先なのか。  話は変わって、以前から懸案となっていたデイブ・リーブマン(テナーサ...
音盤一行感想録(交響曲)

マーラー 交響曲第3番

サロネン(指揮) ロサンジェルスPO (SONY SRCR2173-4) 過剰なほどに巨大なこの曲を、サロネンは苦もなくサラリと洗いざらしにしてしまう。弦の対抗配置も成功しているし、トゥッティで鳴り響くときにも管のパセージに施された意匠が明...
東越谷編集日記

編集日記(1998.09.16分)

台風5号が近づいている。関東地方を早朝に通過とのことだが、ついこのあいだ大雨が降って騒ぎになったばかり。どうか気をつけて戴きたい。  先週、思い立ってSEBの圧力鍋というものを買った。短時間でいろいろと煮込めるというフレコミなので、まずはス...
音盤一行感想録(管弦楽曲)

ターネイジ『ブラッド・オン・ザ・フロア』

アースキン(ドラム) ルンデル(指揮) アンサンブル・モデルン (ARGO 455 292-2) こういう音楽は既存のモノサシを当てにくいが、演奏そのものは意欲的でインパクトも十分。アースキンって初代ウェザー・リポートのドラマー、懐かしい。...
音盤一行感想録(管弦楽曲)

ガーシュウィン『ラブソディ・イン・ブルー』他

ティルソン・トーマス(指揮) ニューワールドSO (BMG 09026-68798-2) バーンスタイン『前奏曲、フーガとリフ』がスパイクの利いた名演で星5つ。『ラブソディ...』はオケの並ならぬ表現意欲が大いに買えるが、この色づけはちょっ...
東越谷編集日記

編集日記(1998.09.14分)

今夜あたり、当通信の発行部数が8,000部を越えたかもしれない。細々と続けてきたが、訪れて下さる皆様のアクセスを励みにしてここまで来れたと感謝申し上げたい。10,000件くらいに到達するまでは、とくに特別なイベントも立てず淡々とやっていく心...
音盤一行感想録(交響曲)

マーラー 交響曲第2番

アッバード(指揮) シカゴSO (DG 453 037-2) 初めてレコードで買ったマーラーで、たいへん懐かしい。余分な手垢を洗い流して、書かれた音符だけで演奏するという流儀は当時、鮮烈な印象を残したが、いま聴くと意外な表情付けも施していて...
東越谷編集日記

編集日記(1998.09.10分)

バッハ・コレギウム・ジャパンの第35回東京定期を聴きに行った(9.12)。土曜日のソワレ、でここのところ多少疲れていて家を出るのが少し億劫でもあったのだが、やっぱり出かけて良かった。  オーボエとヴァイオリンの協奏曲では、ポンセールと寺神戸...
東越谷編集日記

編集日記(1998.09.09分)

ここんとこ少し、ついついへたばって更新が滞ってしまう。特効薬と思っていたベートーヴェンも常用すると効果が薄れるもよう(^_^;)。それにしてもカーゾンの弾く4番、5番の協奏曲はしみじみと、じつに良かったなぁ。このピアニストを何となく聴かずに...