さる12月3日深夜というか、4日未明というかに、当通信の累積総発行部数は1万部を突破した。ほんとうに有り難いことであって、ここをお読み戴いているすべての方にお礼を申し上げたい。何だかんだで2年以上も続けてきて、とくにさいきんは雑事にかまけて更新をさぼったりして申し訳ない有様なのだが、その一方で、ここをきっかけに多くの方と出会えることができた。貴重な情報や知識を得ることも数多く、受けた恩恵は計り知れない。その恩恵に少しでも報いることができるよう、今しばらくは徐々に続けていきたいと考えている。ある方から頂戴した激励メールで「闘病記みたいにならないよう、お元気で」と仰って戴いたが、愚痴や病気のことは禁句に(^_^;)頑張ります。
で、1万アクセス記念企画の類をあれこれ考えたが、どうもなかなかぱっとしないものばかりなので、当面このままで続けることに。もちろん1万アクセスを機に祝辞/激励/応援/叱咤/罵倒/攻撃等々のメールは受け付けているので、お読みの方はぜひ何か一言お聞かせ下さい。
話はかわって、先週手に入れてあっという間に読んでしまった書籍のお話。ビアスの『悪魔の辞典』は古今東西、どなたもご存知の奇書で、さまざまなパロディもあまた出現しているが、ここにサラリーマン向けの一冊が新たに登場した。その名も
『ビジネス版:悪魔の辞典』(山田英夫著)
メディアファクトリーから出たばかり、お値段は950円。著者は早稲田大学の教授だが、この方は三越から三菱総研を経て現職、というキャリアをお持ちで、実務経験もばっちり。で、例えば、
「納期」 仕事に着手する翌日のこと
「暗証番号」 生年月日か電話番号以外を使うと忘れてしまうのもの
「マックOS」 こまめにファイルを保存する習慣をユーザーに体得させる機能まで盛り込んだヒューマンインターフェイスに優れたOS
「ニッチ戦略」 売れそうもない時に、前もってはる予防線
という具合に続き、収録語数はじつに300語以上。編集者は某大手製造業でのサラリーマン経験もあるのだが、そういう下地があるほど笑える、気がする。ぜひ書店で手にとって、笑って戴きたい。
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