編集日記(1999.02.09分)

東越谷編集日記

 ARTE NOVAからギーレンの新譜が出た。ラヴェル『ダフニスとクロエ』全曲。いや、例によって殆ど感情移入の無さげな演奏で、オケの皆様もほんとうに楽しいのだろうか、と余計な心配までしてしまう。編集者はギーレンの録音はわりあいあれこれ入手しているのだが、ほんとうにこのひとの演奏が好きなのかどうか、時々迷う(^_^;)。まぁ、曲によってかなり好みが出るのだろうな。
 さいきん入手していいなと思ったのは、クリスティのモーツァルト『後宮からの誘拐』、いまをときめくシェーファーとボストリッジが歌っているのだが、ここはやはりクリスティを楽しむ演奏。あ、あとNEUMAとかいう良く知らないレーベルの湯浅譲二作品集(ナガノ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン)も二回ほど聴いたかな。ブーレーズの『巨人』にはやや呆れた(^_^;)。HMVのスタンプカードがいっぱいになったので交換して貰ったEMIのラヴェル歌曲全集はしみじみと愛聴盤となりそう。メスプレというひとは知らなかったが、なかなかチャーミング。

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