アカデミー賞の授賞式抜粋を久しぶりにテレビで観たが、さいきん殆ど映画を観ていないせいか、役者も監督も知らない名前が増えた。プレゼンターのほうに知っている人が結構出ているのが多少の救いではあったが。
ジャクリーン・ドゥ・プレをモデルにしたらしい『ヒラリーとジャッキー』の姉妹が主演/助演女優賞にノミネートされていた。この映画、いつ頃公開されるのかな。そもそもどういう話なのかもよく知らないのだが。なんだか暴露本が原作だとかいう話も聞いた。彼女の録音、月並みだがディリアスの協奏曲などがとても良い。
メリル・ストリープは11回目のノミネートだそうで。このひとが名女優だということはもう十分よく分かっているから、ほかの人にもチャンスを与えてあげたいという気もする(^_^;)。それにしても、よくテンションが続くものだ。
黒澤明がもう少し大きく取り上げられるかと思っていたが、直前にキューブリックが逝ったこともあって、スピルバーグのスピーチは彼に捧げられることになった。でも、スピルバーグならやっぱり黒澤ぢゃないのかな。それに、テレビでおすぎサンも云ってたけど、キューブリックはハリウッドでは不遇だった。エリア・カザンに名誉賞を与えたことは立派だったが、キューブリックへは若干の罪滅ぼしのつもりもあったのか。
編集者は彼の作品では『バリー・リンドン』を観ていない。懸案の『デルス・ウザーラ』とともに、しっかり観ておきたい作品のひとつ。
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