ずいぶん久しぶりにジェフリー・アーチャーを読んだ。作品は『十一番目の戒律』(新潮文庫)。映画のように鮮やかな場面転換、小説ならではの読者を欺くトリック、いかにもアーチャーらしい皮肉っぽいユーモアなどを堪能できた。が、デビューの頃の新鮮さには今一歩か。『大統領に知らせますか?』なんか懐かしい。そういえばあの頃読んだルシアン・ネイハム『シャドー81』の映画化の話は何処へ行ったのか。
このタイプの娯楽小説を編集者はあまり読んでいないので、この際少しまとめていろいろ読んでみるか、と本屋の書棚の前でしばらく悩む。クランシー、カッスラー、フリーマントル、スティーブン・キング、はてはトマス・ハリスなどなど、どれにしようかとさんざん迷った挙げ句、突如、山田風太郎を買って店を出るワタシ(^_^;)。何なんだ、そりゃ。
で、家に帰ってみればもう半年も前に近所の図書館で予約していた『アップル(下)』が届いてるし(^_^;)(^_^;)。
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