編集日記(1999.04.23分)

東越谷編集日記

 レコファンというと、もう15年も前には東京・下北沢に知る人ぞ知る、といった感じの中古レコード屋さんだったが、ふと気付いてみると山手線沿線に数軒の店舗を構える一大チェーン店となっているのだった。友人が池袋店で日々収穫をあげている話を聞きつけ、編集者も出かけていきたい衝動にかられていたのだが、我が新宿にも徒歩15分圏内に二店舗も発見。お昼休みの散歩コースに組み入れることにしてみた。
 どちらの店もクラシック関係はけっして多くを在庫しているわけではないが、取りあえず価格的に掘り出し物と思われるものを二点入手。ナクソスから順次発売されている、ティントナーのブルックナー・シリーズから8番・0番のカップリング二枚組が会員価格で350円(^o^)、それとゲルギエフ=レニングラード・フィルというやや珍しい組み合わせによるスクリャービンの3番がやはり350円(^o^)(^o^)。
 後者は不覚にも、世に出ていることを知らなかった録音なのだが、よく分からないレーベル(どうやらポイント・レーベルが絡んでいるらしい)から出ており、拍手やら咳やらが入っているライヴ盤。演奏はまずまず。ティントナーも初めて聴いたが、悪くない。相変わらずブルックナーは鬼門なのだが。

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