編集日記(1999.07.20分)

東越谷編集日記

 DECCA REGENDシリーズで、ショルティのマーラー『千人の交響曲』を聴いた。
 このシリーズは国内盤先行発売で、ショップで視聴してなかなかの音の良さに驚いていたのだが、価格面で財布と折り合いがつかず、購入を見合わせていたもの。やっぱり、ちゃんと輸入盤が出たぢゃないかぁ。しかも某Towerでは1,300円を切る価格。取りあえず上記の音盤から入手してみた。
 音質は素晴らしい....が、何だこりゃ(^_^;)。合唱からソロに移るとき、いきなりカメラがぐーっと寄ったかのような錯覚に陥る。イメージとしては季節柄、夏の大甲子園球場、数万人のスタンドから中継席に切り替わるカメラワーク「それでは放送席にマイクをお返しします」といったところか。マルチマイクの極限をいく、いわゆる「優秀録音」なんだろうな、これ。
 それにしてもDGのオリジナルズ、EMIのARTリマスター、ときてDECCAまでもが復刻に気合いを入れるところをみると、よほどローコストで儲かる路線なのかな、この手の商売って。と言いながら上記音盤と一緒に、ARTの『ナクソスのアリアドネ』(カラヤン指揮)を購入しているワタシ。
 あ、そういえば、数日前に聴いた内田光子さんの『皇帝』はホントに素晴らしかった。伴奏ともども、さいきん話題になったA.B.氏の録音の数倍楽しめました。

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