家へ帰る途中、ぐうぜん流れ星をみた。こういうとき、ついしばらく立ち止まって同じ方角を見続けてしまうのだが、なかなか二つ目はみえないものだ。なにか深い意味が隠されているような書きぶりだが、ぜんぜん意味はない。
クリーブランド管とドホナーニの録音(マーラーとブルックナー)がまとまってバジェットプライスに落ちたので入手。で、久しぶりにマーラーの5番を聴いたが、編集者はこの曲、けっこう好きなのである。いかにもマーラーらしい陰気、暗鬱、泥沼、混沌、諦観等々よりも、どちらかと言えばよく整理され吟味された書法が際だっていて、とくに終楽章は鮮やかな仕上げ。いきいきとわき立つような、それでいて均整のとれた名演に出会ったときの歓びは何者にも代え難い。残念ながらドホナーニの演奏は「均整」中心であったが.... 久しぶりにシノポリ盤でも聴くか。ああっ石投げないでっ。
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