編集日記(2000.04.28分)

東越谷編集日記

 BCJの「マタイ受難曲」を、昨年に引き続き聴いた(4/21)。前回はオペラシティだったが、今回はサントリーホール。かつてはオケばかりをどんどん聴いてきたこのホールだが、ここしばらくオペラシティに通い詰めていたせいか、久しぶりにやってきてみると、なんだかやたら巨大に思える。もう何年も行っていない渋谷の某局ホールなど、体育館にみえるかもなぁ(って、前から思っていたけど(^_^;))。
 イエスのペーター・コーイが昨年に引き続き、類いまれな美声と抑制された歌い回しで素晴らしい。福音史家は昨年のテュルクが一枚上手か。カウンターテナーも編集者ご贔屓のブレイズのほうが良かったかも。合唱、オケは立派だった。ホールの広さを感じさせない、良く響いてしかも耳障りにならないハーモニーが美しい。こんなに優れた団体を身近でいつも聴けるとは、なんて贅沢なことか。
 ....ただ、後日の報道では、この演奏会の前日に鈴木雅明、秀美両氏の父君が亡くなられたのだという。にも関わらず、お二人は予定通り木・金の「マタイ」演奏会に取り組まれたのだ。あらためてご冥福を祈りたい。

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