編集日記(2000.11.13分)

東越谷編集日記

 以前にムーンライダーズの「Bizzare Music For You」というアルバムのことを書いた気がする。このなかに「ニットキャップマン」という曲(糸井重里作詞 岡田徹作曲)が収まっている。どこかの河原の小さな空き地に住んでいる、いつもニット帽をかぶった「フジオさん」と「ぼく」のささやかな交流を描いた歌なんだが、これがじつにいい曲なのである。で、なんで突如こんなことを書き始めるかというと、最近手に入れた二種類のアルバムのどちらでも、この歌をカバーしているのだ。一枚は矢野顕子「Home Girl Journey」、そしてもう一枚は大貫妙子・奥田民生・鈴木慶一・宮沢和史・矢野顕子による「LIVE Beautiful Songs」。
 アッコちゃんの「Home Girl ….」はピアノ弾き語りシリーズの最新作。相変わらずの完成度の高さで、引き続き「天才」の名を欲しいままにしている、といった感じ。パール兄弟なんかもカバーしちゃったりして、素晴らしい。「LIVE ….」のほうは、今年の夏に5人で全国ツアーしたときのライブだそうだが、なにー!? 聞いてないぞ、そんな凄いコンサートがあったなんて。ター坊の懐かしい「ピーターラビット」が聴けたり、奥田民生バージョンの「ラーメン食べたい」があったり、とこちらも素敵。うーむ。やはり例によって時々は、クラシック以外のコーナーもきちんと巡回しておかないと。

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