ほとんど、個人的な備忘録として書いておくのだが、フランソワ・トリュフォー監督の『トリュフォーの思春期』がDVDで出るのだそうだ。これはぜひとも見直しておきたい、と思う。経緯は不明だが、この作品、たしか1970年代半ばに日本で公開されてから、どういうわけかリバイバルのチャンスが極端に少なく、もう一度観たいみたいと思いつつ、観ることができなかったのである。当通信でも数年前にこのことを書き、ある読者の方からリバイバル上映があったことをお教え戴いたのだが、その際にも残念ながら、出かけることができなかった。そういうわけで、もう四半世紀も前に観たこの作品を「とても良かった」と思いつつ、ディーテイルをすっかり忘れかけているので、ある意味で怖いものみたさ的なところがないでもない。
それにしても、今年は小津安二郎の生誕100年でもあって、当然ながらこちらもDVDの大挙リリースがある。小津作品、じつはこれまであまり熱心に観てきたわけではないので、いい機会だからまとめて観ておきたい気持ちもあるのだが、さすがにこれだけの作品をまとめて鑑賞するためには、それ相応の時間とお金が必要になってくるのだった。うーん、なかなか難しいぞ。どうしたものか。
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