業務激忙が続き、はたまた連日の35度を超えようかという猛暑にて、更新がハタと止まってしまった昨今だが、こうして休日出勤のさなか、息抜きと称する現実逃避にて、さいきん読んで印象に残った本からいくつか、備忘録代わりに記しておく。
■その1:内田樹著『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(角川書店)
このひとの本は何冊か読んで、わりあい気に入っている。本書もまずまず期待を裏切られずに読めたし、著者の考え方には共感できる部分が多数あり。ということは、自分も『おじさん的思考』に近付いたか!? でも、この本はすこし軟弱だったかなあ。『ためらいの倫理学』(角川文庫)のほうが良かったかも。
■その2:青木保彦ほか著『コンサルタントに踊らされるな、日本企業!―最大の成果を生むコンサル徹底活用術』(ダイヤモンド社)
うーん、初めはまさに「踊らされずに済む方法」というカンジで読み進めることができたのだが、次第にコンサルタントの都合が見え隠れするようになってきた印象あり。ただまあ、コンサルタントに対する期待や要望を整理している部分は、なかなか学ぶところも多かった。
■その3:サミュエル・ライダー著『トラ・トラ・ライオン!』(マガジンハウス)
読み進めば、著者は明らかに日本人という印象なのだが、さて、誰だろう? 2004年7月のデノミ実施を予言しており、これは外れるかなあ?? でも、いくつか出てくる改革案にはなかなか説得力もあり、けっこう面白かった。
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