バットマンの新作に期待

東越谷編集日記

 MACお宝鑑定団経由で、Appleのページに紹介されている『バットマン・ビギンズ』予告編を観た。これは期待したい。
 全体に霧のかかったような白っぽい画面に始まり、あ、これはあの『インソムニア』のテイストではなかろうか、と気付く。案の定というか、監督はクリストファー・ノーランがクレジットされている。たった一作しか観ていないが、印象は鮮烈だ。
 本編はどうやらブルース・ウェインがバットマンという生き方を選択するまでの成長を描いた物語らしい。世界を放浪する場面では、コントラストの強い、しかも白が勝ったモノクロさながらの撮影がじつにノーランらしい。
 バットマンといえば、大好きなティム・バートンの「黒」の世界だ。豪華なセットがよく見えなくてもったいないほど、重苦しい、光の乏しい画面が続く。かつてロードショウ公開されたとき、同僚の女性がこれを観て「画面が暗くて何が何だか分からないうちに終わってしまった」と言っていたのをよく覚えている。
 上述の予告編を観ていると、ノーランは映像を「白」から「黒」への転変、という設計にしているように思える。晴れて(?)「黒」の世界に到ったバットマンは、夜のゴッサムシティをいきいきと飛び回る。
 うーむ、公開が待たれる。

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