アール・デコ展を観に

東越谷編集日記

 ようやく初夏らしくなった土曜日、家族4人で上野の東京都美術館へ、『アール・デコ展 -きらめくモダンの夢-』を観に行く。子供連れの都民は半額、というおトクさも魅力だったが、出かけてみると、その企画の充実度に大満足の展覧会であった。
 もともとはロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館の企画展で、トロント、サンフランシスコ、ボストンを巡回したものを再構築。同美術館の多数の所蔵品に加えて、日本におけるアールデコ作品なども集められている(フランク・ロイド・ライトによる帝国ホテルの食器等)。
 今回、初めて観ることができた杉浦非水の『東洋唯一の地下鉄道 上野浅草間開通』。これは良かった。非水の名はふじたさんのページでかすかな記憶があったが、作品として意識して観たのは今度が初めて。日本におけるアールデコ受容の一端を味わわせてくれる。….というより、そのまんまぢゃないか(^^;)、って気もしたが。
detail063672.jpg お土産にカッサンドルのポスターでも、などと月並みなことを考えたが、大判のものが無いので諦める。代わりに発見したCD三枚組 “The ART DECO Music Collection” を入手。
 これがなかなか洒落た内容になっていて、”CD1 great jazz from NY and the Cotton Club”, “CD2 songs and dance from the stars of the Silver Screen”, “CD3 sophisticated songs from European cabaret” てな具合。エリントン、ベイシーからフレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、マルレーネ・ディトリッヒ、ジョセフィン・ベイカー、とゴキゲンなラインアップ。ヴィクトリア&アルバート美術館謹製のコンピレーションで3,000円也と、こちらもお買い得。ちなみに同美術館のミュージアム・ショップ・サイトでも買えるみたいなので。お知らせまで。

コメント

  1. こんにちは。
    杉浦非水のそれって、メトロカードの図柄で前に見たことがありました。もうずいぶん前のことですが。もとはポスターではなかったかと思うのですが、オリジナルのポスターが展示されていたのでしょうか?それとも原画?
    いいですよね、あれ。

  2. ご亭主様、ご無沙汰です。
    これはご指摘の通り、もともとはポスターで、今回もポスターが展示されました。複製のポスターがあれば買って帰りたかったのですが(^^)。
    昭和初期にはこんな格好をした紳士淑女が地下鉄に乗ってたのか!? なんて思ったりしましたね(^^;)。

  3. harumi より:

    その3枚組CD、聴きたいです〜〜〜!!!

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