ネット広告のすべて

東越谷積読斜読

4886487521.09._OU09_PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg 友人であり、優秀なコンサルタントである著者お二人から、『ネット広告のすべて』紅瀬雄太・足代訓史著(ディー・アート)を頂戴したので、さっそく読んだ。たいへん分かりやすく、読み易い。ページビューだの、アフィリエイトだのといったカタカナにうんざりしつつも、すでにラジオ広告費を追い抜き、やがてテレビ、新聞に次ぐ第三のメディアとしてネットが位置づけられそうな現在、いったい何が起きているのか知りたい、という人々にぜひお勧め。といっても、入門者・初学者向けに留まらず、Web 2.0やロングテールといったあたりにもキチンと言及しており、奥行きもじゅうぶん。昨今話題の『ウェブ進化論』梅田望夫著(筑摩書房)と併せて読むのも一興かと。
 それにしても、商用インターネットが登場して僅か10年のあいだに、環境はずいぶん変わったものだよな。梅田さんの本に出てくる世代論では、ざっくりと要約すれば「大型コンピュータ共同利用から一人で占有できるパソコンへ、といった技術革新に眼を見張った世代」・・・40歳台、「パソコン当たり前、インターネットに驚嘆する世代」・・・30歳台、といったところか。この伝でいけば、いま中学生の子らは生まれたときからネット当たり前。将来、どんなことをやってくれるのだろうか。

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