以前に当編集日記で紹介したNONESUCH / Film Series、やはり武満徹作品集は企画されていたようで、昨日新宿某店にて発見、さっそく入手した。
ジャケ絵が凄い。前回のトリュフォーと同じデザイナーだろうか。写真はおそらく『他人の顔』(勅使河原宏監督)だと思うが、ミイラ男の顔が大写しになったジャケ絵がクラシック・コーナーにあると多少驚く(^_^;)。演奏は、聴いた限りではいまいちよく分からないが、ジョン・アダムス(!)指揮ロンドン・シンフォニエッタがクレジットされている数曲以外は多分サウンド・トラックなんだと思う。ライナーノートも英文読解力不足で、もう一つ判然としないのよね。
音楽はなかなか良い選曲になっていて、『利休』で始まり『黒い雨』や『はなれ瞽女おりん』『愛の亡霊』などを聴かせてくれる。編集者はあの黒澤明の失敗作『どですかでん』の音楽に感銘を受けた。何気ないメロディが綺麗なんだよなぁ、武満さんって。ジョン・ウィリアムスにギターを弾いてもらって、それこそロンドン・シンフォニエッタあたりの演奏で聴くとまた良いかも。あぁ、もう一度『どですかでん』を観たいなぁ。
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