ツェンダー・エディションと聞いて何故か思い出す、ギーレン・エディション(←作曲家兼指揮者しかもドイツ人だからという、編集者の短絡的思考構造がよく表れていてなかなか恥ずかしい(失笑))。
じつは件のツェンダー・エディションを入手する前、新宿のいきつけCD屋さんでこのギーレン・エディションを何と一枚890円で売っていたので、思わず6枚ほど購入してしまっていたのだ(あと5枚くらい残しておいたのだが、翌日にはもう無くなっていた。うーむ)。
で、ここんとこRVWのまとめ聴きの合間にこれらに手を出していたが、昨夜、休日出勤の帰り途で聴いたマーラーの7番がなかなか良い。ツェンダー盤のマーラーと同様、作意は少なく、ただひたすら楽譜を音にしている印象ながら、この曲の何だか訳がわからないブキミさをうまく出しているのだ。今度出たツェンダーの録音と聴き比べたいところ。
ちなみに同じギーレン・エディションのチャイコフスキー『悲愴』はがっかり。インテンポの悲愴ってやっぱりツマラナイ。オケも雑然としていて共感が感じられない。3楽章のゆっくりめのテンポに、諸々の発見はあるのだが。
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