ブラームス 交響曲第2番

音盤一行感想録(交響曲)

カラヤン(指揮) ベルリンPO (DG 453 097-2)
巨匠の特質が裏目に出たなぁ、という演奏。全体にオケをよく鳴らしつつ「ここが旋律ですよ」と声部を浮き上がらせるが、どうもブラームスらしくないし、何しろ音楽がどんどん流れていってしまって、あれよあれよという感じ。もう少し節目があったほうがよくはないか。終楽章などあっという間。同じブラームスでも4番ならひょっとすると、こういうアプローチも良いかも知れないが。70年代後半の録音なのに妙にくぐもった響きなのもマイナス。(★)

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