ここ数日、ガーディナーの『マタイ受難曲』を聴いていたのだが、何度挑戦しても、この曲には返り討ちに逢う。一つには言葉がぜんぜん分からないので、意味の受け止めができないせいもあるような気がする。で、ついにガーディナーを諦めて、ヘレヴェヘの『ロ短調』を聴き始めるが、例によって何て美しい合唱! というわけでしみじみと聴いている。しばらくはこれが愛聴盤になる気配。
ジャケ絵三昧やら音楽通信やらの更新がすっかり滞って、1年分周回遅れになっているところも出てくる始末で申し訳ない有様なのだが、昨日新宿某店に出かけたら、結構食指をそそるものが出ている。何とかいう『四季』の編曲もの(大木の春夏秋冬をデザインしたもの)など編集者の好みだったが、驚いたのはノリントンのRVW『田園』。目の覚めるような快晴の田園風景をあしらったジャケ写が美しいんだけど、編集者のこの曲に対するイメージはどうしても曇り空。ちょっと聴いてみたい印象を引き起こすあたり、心理作戦か(^_^;)。
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