編集日記(1998.05.27分)

東越谷編集日記

1998年5月26日(火) 19:00 東京オペラシティ・コンサートホール
ヴァイオリン:ヴィクトリア・ムローヴァ
指揮:エサ・ペッカ・サロネン
フィルハーモニア管弦楽団
武満徹:ヴィジョンズ
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第二番
(休憩)
リゲティ:アパリシヨン
ドビュッシィ:海
 5/26から三夜連続で、サロネン=フィルハーモニア管の東京公演がある。会場は新宿のオペラシティ・コンサートホール。仕事の都合やらでなかなか予定が立たず前売り券も買えない今日この頃なのだが、五月末あたりは多少状況も良くなるだろうと当たりを付けて、チケットセゾンのインターネットショップに申し込んだら、三日とも席を確保できてしまった(^_^;)。
 で、家族にも内緒でさっそく第一夜に出かけた。今回の目玉はリゲティの作品が必ず盛り込まれていること。当夜は初めて聴く『アパリシヨン』。僅か10分あまりの曲だが、凄かった。ムローヴァの弾くバルトークの二番も熱演。全般には多少荒さの目立つ公演だったが、サロネンのしたいことは良く分かったような気がする。メインの『海』もまずまず。
 それにしてもお客の入りが悪い。必ずしも大きくないホールが半分埋まった程度。プログラムが渋すぎるのか、それとも外来オケが重なり過ぎたか。クリーブランド管も来ているそうだし、来週はCBSOとラトルの東京公演もある。しかし今回のフィルハーモニアは意欲的なプログラミングだし、ソリストも充実していそう(27日はベロフ、28日はテツラフ)なのだから、もう少し反響があって欲しいもの。
 27日はラヴェルの『左手』と『ペトルーシュカ』、そしてリゲティは『アトモスフェア』のはず。直前まで仕事の都合で行けるかどうか分からない、というスリルはあるにせよ、楽しみ(^o^)。

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