ラヴェル『ボレロ』『ラ・ヴァルス』他

音盤一行感想録(管弦楽曲)

ミュンシュ(指揮) ボストンSO (BMG BVCC-7926)
先入観に反してがっかりなラヴェル。ボレロではあまりにも雰囲気に乏しく、装飾を無理にひっぺがしたような。ラ・ヴァルスも初め丁寧なつくりでニュアンスにも富んでいるが、次第に激情に奔る演奏に。うーむ。『マ・メール・ロワ』のように、曲そのものが無理に盛り上がれないものでは落ち着いて聴けるのだが。(★★)

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