先日ある場所で、初めてお会いした方と音楽談義をさせて戴いたのだが、その際「お好きな指揮者はいらっしゃいますか」というご質問に思わず絶句してしまったのだった。うーむ、とっさに誰の名前も思い浮かばなかったのは、個別の指揮者への愛が欠けていたのか(^_^;)。で、あとで少し考えてみて、たとえば「この人の新譜には(作品を問わず)ほぼ間違いなく手を出す」といった観点で名前を探してみると、やっぱりいるのだな、これが(^_^;)。
古くからのおつき合いで云うと、ジュゼッペ・シノポリ。これは編集者の知人のなかでは殆ど良い評価を得られず、何か自分一人で孤軍奮闘して擁護している状態。さいきんではまず、サロネン。シノポリの場合はあばたもえくぼ的につきあっているが、サロネンの録音では今のところ外れを聴いていない。ヘレヴェッヘの場合は、あまり予備知識も無い状態なので冷静な判断とはいいにくそうだが、これも外れなし。ラトルも以前からずっと意識の片隅にいつもいるひとなのだが、こちらは結構好みの当たり外れがある感じ。老大家でいうと、ヴァントのいくつかの録音にはずいぶんびっくりさせられていて、できるだけ聴きたい巨匠の一人ではある。
国内の指揮者では、録音で接するチャンスは少ないが、大野和士と広上淳一の公演には注意しており、できれば聴きに行きたい指揮者。
まずは、そんなところだろうか。明日になるとまた、違ったリストになっているかも知れないのだが(^_^;)。
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