編集日記(1998.12.31分)

東越谷編集日記

 斉諧生さんに是非とお勧め戴いた、アルト・ノラスが弾くショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを銀座HMVで見つけ、すかさず入手。廃盤と聞いていたが、運が良かったのか。カップリングのシューベルト(アルペジオーネ・ソナタ)と合わせて何度も聴いてみる。ショスタコでは表情といいテンポといい、厳格なまでに抑制された演奏の背後に、何か強烈な、凄みのようなものを感じる音楽。シューベルトが始まって少しホッとする。
 何だかんだと云っているうちに、慌ただしく年が過ぎようとしている。今月初めに差し替えた当通信の表紙、どうも気に入らないので、わずかに自由になった年の瀬の半日を費やしてあれこれ試行錯誤してみたが、結局はご覧の有様。いつもながらのセンスのなさに、自己嫌悪に陥る。
 しかしまぁ、やってしまったことは仕方がない(何がだ)ので、1998年の回顧と反省もひっくるめて、正月にのんびり大酒をくらいながら先々のことなどを考えることにしようかと。しかしなぁ、1999年もあんまり明るい年じゃなさそうだしなぁ。いかんいかん、ついマイナス思考になってしまうわたし。
 というわけで、当通信も相も変わらずぼちぼちとやっていく所存ですので、来る年も何卒ご贔屓の程宜しくお願い申し上げます。

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