編集日記(1999.07.13分)

東越谷編集日記

 アンドレ・プレヴィンがTELARCに録音したスタンダード・ジャズ集がなかなか宜しい。ジョー・パス、レイ・ブラウンとのトリオで『煙が眼にしみる』なんかをサラリと弾いているのを聴くと、あぁ、このひとはほんとうに音楽の申し子だなぁ、などと思う。だいたい、クラシック系の演奏家がジャズに挑んでロクなことになったためしが無いのであるが、プレヴィンの場合みごとに両立している。ジャズのほうでもVERVEレーベルというのがあって、ここからディスクをリリースするのは数多のジャズプレイヤーの夢だと思うのだが、プレヴィンは『トリオ・アット・ザ・ムジークフェライン』などという、ヴィーンでの録音をVERVEから出している。山下洋輔がプレヴィンを評して「真性のバンドマンがどんなコネをつけて指揮者の仕事なんかやってるんだ、とジャズ仲間でも評判だ」と言ったとか言わないとかいう話をオーボエの茂木さんが何処かで書いていたが、さもありなん(^_^;)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました