歯の治療に行った

東越谷編集日記

 友人からの「たれこみ情報」に基づき、この週末、スクーターで10分程度の歯医者さんに、詰め物が取れてしまった歯の治療をしてもらいに出かける。予約もなくいきなり訪れたが「初診ですね、1時間後でいかがでしょうか」と、思ったより待たずに対応して戴けることに。
 この診療所がユニークだったのは、数脚ある治療台のひとつひとつに、5インチくらいの液晶モニタが装備されていたこと(なぜか『千と千尋の神隠し』を上映中)。そして何より、診療室の明るさに大きく貢献している、天井から床までの大きな窓ガラスごしにみえる、数坪の芝生の庭の上に、ウサギが数匹、思い思いの格好でうずくまっていたことだ。
 うーむ、たしかに、治療台の上で緊張しきってお医者を待つ患者の眼前に、微笑ましいといえば言えなくもない光景が展開されてはいる、のだが、これがどの程度、患者の精神面に好影響を与えるものなのかは、サダカではなさそうだ。事実、ある患者は結局のところ、緊張のあまり背筋に大汗をかき、こわばる四肢にて、帰宅してから肩こりに悩まされていた、そうである。

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