フィッシャー・キング

東越谷編集日記

 NHK・BS2ではこのところ、アカデミー賞に絡んだ作品を連続放映している。で、昨夜は大好きなテリー・ギリアムの『フィッシャー・キング』がかかったのだが、帰宅が遅くなり、ラストの数分を観るのみとなった。あの素晴らしい舞踏会のシーンには再会できなかったわけだ。
 でも、新しい発見も少しあった。映画のなかでロビン・ウィリアムスも口ずさんでいた(はずの) “How About You?” という歌。エンドクレジットのバックで、スウィンギーなアレンジで流れるその歌は、あの Harry Nilsson がこの映画のために吹き込んだものだという。ニルソンという歌手を大学生になるまで知らなかったのだが、当時関わっていた吹奏楽団の選曲で、アンコールに “Without You” を推す仲間がいて、出会うことになったのだった。
 テリー・ギリアムの選曲のセンスは大好きだ。傑作『未来世紀ブラジル』のエンディングや、『12モンキーズ』でカーラジオから聞こえてくるルイ・アームストロングなど、枚挙にいとまがない。また観たい/聴きたいなあ。

コメント

  1. 某党首k より:

    フィッシャーキング、私も大好きな映画ですね。ベスト・オブ・フェイバリッツの5本に入れてもいいくらい。
    というわけでDVD を持っているので先日の放送は見ませんでした。いつでもみられると安心しているのでDVDをみたのはまだ1、2度なんですけどね。

  2. この映画って「大人のファンタジー」といった評価が多いようですが、一方で映像へのこだわりも凄いと思うんですよね。ドイツ表現主義か何かのパロディのようにみえるシーンもいくつかありますね。

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