旧くからの友人のサイトBee’s Webで、だいぶ以前に紹介されていた 岡本薫著『著作権の考え方』(岩波新書)をようやく入手。読み始めたところだが、これがなかなか面白い。ややこしい法律の体系を明快に切り分けていくさまはスリリングでさえある。それにしてもこの著者は、文化庁の著作権課長をなさった方だと思うのだが、こんなに一刀両断に書いてしまっていいのだろうか。例えば「「著作隣接権」を理解するポイントは、(中略)要するに「業界保護」なのだ−−という本質を理解することである。」とか述べられている。う゛ーむ。もしかして文化庁を退職したので言いたい放題、かと思えば、いまでもキチンと文科省の学術研究助成課長であられる。いやいや。恐れ入った。
東京方面は暖かかった3月上旬から一転し、雪混じりの冷たい雨が降る寒い一日になった。こういう日に限って、出かけなくても良さそうな仕事に赴く羽目になる。やれやれ。
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