名曲喫茶 中野「クラシック」

東越谷編集日記

 東京・中野、JR駅北口へ出て徒歩数分、「中野ブロードウェイ」という凄い名前の商店街からちょいと横町に入った場所に、その喫茶店はあった。店内は二階建て構造になっており、いつも薄暗く、二階に上がると床は傾いでいて、コーヒー、紅茶が150円、オレンジジュース(明らかに粉末を溶いたもの)が120円。カップに添えられたマヨネーズの蓋にミルクが入っていた。いまを去ること四半世紀ほど前、ワタシもときどきこの店にお邪魔し、入り口横の小さな黒板に「春の祭典」とか書き込んで悦に入ったりしていたものだ。ああ、恥ずかしい。
 さらに私事を書き連ねるが、ワタシの実父(当年満80歳)が大学生(旧制)になって上京、中野に下宿した頃から、この店はあったのだと聞いている。いやあ、店に歴史あり。その名は 名曲喫茶「クラシック」。
 ....という、この喫茶店が、え、え? まだあるの? す、凄い。詳細はCLASSICAの記事をご参照願いたい。さらに、ついでといってはアレだが、同じCLASSICAの、直前の記事「読切小声小説」は『残像に口紅を』以来の傑作であり、こちらも要チェック。

コメント

  1. 仲間 わたる より:

    中野クラシックは閉店しました・・・。

  2. 仲間 わたるさん、コメント有り難うございました。そうですか、中野クラシックもついに閉店ですか。記事にも書きましたが、入り口横の黒板にリクエストを書き込むのが恥ずかしいやら嬉しいやら、というのがもはや30年近く前ですから、時のたつのははやいですねえ。
    当時は中野のこの店か、あるいは吉祥寺の「こんつぇると」へよく出かけました。その他、荻窪の「みによん」、渋谷の「ライオン」あたりもたまに覗いたものです。それぞれ、いまはどうなっているのでしょうか....

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