小田急線の車中で

東越谷編集日記

 週初の21時過ぎ、帰宅を急ぐサラリーマンで殆ど朝のラッシュのような混み具合の通勤電車で、幸いに席を確保したおじさんが、おもむろにラップトップを立ち上げ、なにかのプレゼン資料を作成している。
 こういう場合、内容を覗き見するのはまあ、明らかにマナー違反なのだろうが、どうもすし詰めで本も読めない状況の当方としては、ついつい液晶パネルを見下ろしてしまうのは致し方ない。ふうむ、何やらネットビジネス関係の企画書らしいけど、少し無防備ぢゃないかな。ってよけいなお世話か。
 出張の行き帰りの新幹線車中などでも、できることなら資料作成を片付けておきたい、とマシンをカバンから取り出すが、すぐ隣に当方とよく似た風体のおじさんが座ったりすると、やっぱり気になって、読書に変更することなどもありがち。なかなかビジネスマン風にさっそうと仕事はできないものである。もともと能力もないしさ。

コメント

  1. RELHAM より:

    コメント機能が復活したようなので、改めて。
    >少し無防備ぢゃないかな。ってよけいなお世話か。
    イヤァ、確かにこちらから指図する様なことではないけれど、やっぱり無防備だと言われてもしょうがないでしょ。実際、表紙に「社内限」とか「Confidential」とか書かれた文書を臆面もなく電車の中で開いていらっしゃる方々を何度となく見掛けたし。あんたらその意味わかってる?とアドバイスして差し上げたかったけれど、まぁそういうのは社内教育で徹底して戴くのが筋かと。
    ある日事務所を移動中、山手線で隣に座った二人連れが結構大きな声でおしゃべりを始めたんですね。これがまぁなんと、ウチの会社とうちのライバルさんを比較してどうのこうのとかの話。手提げ袋で彼らがどこの会社の人かモロに知れてしまうし、「そうかぁ、ここはウチのことそういう風に見てたのね」ってのがバレバレ。彼らに気付かれないように笑いをかみ殺すのが一苦労。で、おいらと付かず離れずの距離を保ちつつ、彼らもほぼ同時に「目的地」に到着(笑)。果たして彼らは気付いたかどうか。
    という訳で、やっぱり電車の中は「公衆の場」ですよ。隣にいるのが関係者かも知れないですぜ、というお話でした。

  2. これ、ややもすると自分もやっちまいそうなんで、自戒の念も込めて書いております(^^;)。客先で打ち合わせた後、今後の方針等を同僚と相談するのに、電車内で、ってのもついつい、やってしまうんですね。会社名を略称で呼んだり、工夫はするんですが....
    あるとき、出張に使った東北新幹線の車中で、反対列に座っている4人のビジネスマンが、弊社の競合先であること、どちらのお客様にどんなテーマで訪問しようとしているか、などぜーんぶ分かってしまった、というお話もありました。失笑。

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