暮れに聴くラヴェル

東越谷編集日記

 ここのところ、通勤電車のなかでマルティノンのラヴェルを楽しんでいる。その前はスヴェトラーノフのマーラーを1番から順に、9番まで聴いていたのだが、いまのほうが大分、リラックスできるのは何故だろう(^^;)。基本的な好みというべきか、はたまた音楽のシビアさ度合いによるものか。
 いま聴いているのは、EMIの格安クリスマスボックス(というのかな)で、ドビュッシィとラヴェルが4枚ずつ入っているもの。70年代EMIの至宝ともいうべき、全集レコーディングの一つと勝手に決めている(ケンペのシュトラウスとかも含めて)が、どういうわけかこれまで、レコードも含めて手許に永く留まった試しがない。人にあげたか、はたまた、何処かでなくしたか。
 ともあれ8枚のCDが、きれいな浅黄色の箱に収められて現在、我が家に在るのはシアワセ。ARTリマスターでもされればもっと良いのかもしれないが、いまのままでも瑞々しい音質で、往年のEMIの技術力を垣間見せてくれる。

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