音盤一行感想録(管弦楽曲)武満徹『鳥は星形の庭におりる』『夢の時』他 尾高忠明(指揮) BBCウェールズ国立O(BIS-CD-760) 美しい音楽であり、アンサンブルも節度を保ち、良い雰囲気をつくっている。ただ、一部の管楽器に与えられたソロがやや前に出過ぎている箇所があるのが惜しい。何というか、ソロさえもよく... 1998.02.10音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ラヴェル『ボレロ』『ダフニスとクロエ』第1,2組曲他 マゼール(指揮) ヴィーンPO (BMG 09026 68600 2) 曲順最後のボレロから聴く。快テンポでやや雰囲気に乏しいソロを聴くうちに凄味を増していき、最後にがく、と膝をつきそうな衝撃を受ける。ラ・ヴァルスはもうやりたい放題で、思わ... 1998.02.06音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)イベール『寄港地』『祝典序曲』他 佐渡裕(指揮) コンセール・ラムルーO (NAXOS 8.554222) 『ディベルティスマン』を聴き始めた瞬間、ロジェストヴェンスキー指揮の録音を思い出した。あのレコード、30回は聴いたと思う。寄港地や祝典序曲はマルティノン盤が懐かしい。... 1998.01.29音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)シベリウス『悲しきワルツ』『トゥオネラの白鳥』他 ロスバウト(指揮) ベルリンPO (DG 447 453-2) 衒うところのない淡々とした演奏だが、やっぱり何となく「それっぽい」情緒を求めちゃう。幽幻さというか。『フィンランディア』がなかなか悪くない(おもちゃみたいなシンバルがちょっとヘ... 1998.01.22音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ワーグナー『名歌手』前奏曲、『ジークフリート牧歌』ほか チェリビダッケ(指揮) ミュンヒェンPO (独EMI 5 56520 2) 遅いテンポは相変わらずだが、この種の音楽には非常にマッチするんぢゃない? 『名歌手』なんか内声部やたら充実しまくりで重厚。様式が一本調子とか、メリハリがないとか言わ... 1998.01.21音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ドビュッシィ『海』『イベリア』 チェリビダッケ(指揮) ミュンヒェンPO (独EMI 5 56520 2) 編集者鬼門のチェリ・箱物11枚組から最初の一枚。丁寧で重厚、巨大なスケールだが異常に遅い海。ドビュッシィのもやもや感皆無。イベリアは華麗な色彩表現で結構成功してる?... 1998.01.13音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ストラヴィンスキー『春の祭典』 ヤンソンス(指揮) オスロPO (東芝EMI TOCE-4027) もともと手垢の付きやすい曲だが、この演奏は洗い立ての木綿のシーツの手触りみたいなところを狙ってるような。でもこのアプローチって新しくないし、意外性に乏しくて編集者にはピンと... 1998.01.12音盤一行感想録(管弦楽曲)