東越谷積読斜読

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ネット広告のすべて

友人であり、優秀なコンサルタントである著者お二人から、『ネット広告のすべて』紅瀬雄太・足代訓史著(ディー・アート)を頂戴したので、さっそく読んだ。たいへん分かりやすく、読み易い。ページビューだの、アフィリエイトだのといったカタカナにうんざり...
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底抜け合衆国

内田樹先生のお薦めで、町山智浩著『底抜け合衆国』(洋泉社)を読んだ。米国西海岸(オークランド)に住む著者が2000年から2004年のあいだに書いたエッセイをまとめたもの。これはもう、もの凄く面白く、刺激的だった。大推薦。  ブッシュがどのよ...
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街場の現代思想

ええと、いまさら漸く、といったカンジで、内田樹著『街場の現代思想』(NTT出版)を読み終えた。  腰巻きに「「あなたはバカ組? 利口組?」そんな身も蓋もない階層社会にしないため、「おじさん内田」が大胆発言!」とある。これはソソルよな。ウチダ...
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映画監督スタンリー・キューブリック

ヴィンセント・ロブロット著『映画監督スタンリー・キューブリック』(晶文社)を読んでいる。この本、翻訳が今ひとつなのが残念(国内で公開された洋画の題名くらいは、調べて邦題を記しておいて欲しいし、ベートーヴェンのエロイカが「ホ短調」って原著もミ...
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「おじさん」的思考

内田樹著『「おじさん」的思考』(晶文社)を読んだ。  内田氏は自らのWebページに次々と原稿を書き続け、晶文社の編集の方がそれをこの本に編んだのだという。すごいなあ。誰に頼まれるでもなく、苦もなく文章を紡いでしまえるのは、日頃の思索の積み上...
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さいきん読んだ本から

業務激忙が続き、はたまた連日の35度を超えようかという猛暑にて、更新がハタと止まってしまった昨今だが、こうして休日出勤のさなか、息抜きと称する現実逃避にて、さいきん読んで印象に残った本からいくつか、備忘録代わりに記しておく。 ■その1:内田...
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虚業成れり

大島幹雄著『虚業成れり—「呼び屋」神彰の生涯』(岩波書店)を読了。ちょいと手こずったのは、じつに378ページの大著であったことと、若干読みづらい文章であったことが原因か。  それにしても、ドン・コサック合唱団やらレニングラード交響楽団やら、...
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天気待ち

文春文庫に入った、野上照代著『天気待ち 監督・黒澤明とともに』を読んだ。著者はスクリプター(記録係)として黒澤監督の多くの作品に参加。題名は、ロケーションで監督やキャメラマンのイメージ通りの天候になるのを待つことから採られている。黒澤作品の...
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ミカ!

だいぶ以前に友人が紹介してくれた、伊藤たかみ著『ミカ!』が文春文庫に入ったのをみつけ、ようやく入手(左の写真は単行本(理論社)版のもの)。CLASSICAで『「青春小説」のさらに一歩前、「中高生小説」の傑作』と絶賛されたのが 綿矢りさ著『蹴...
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著作権の考え方

旧くからの友人のサイトBee's Webで、だいぶ以前に紹介されていた 岡本薫著『著作権の考え方』(岩波新書)をようやく入手。読み始めたところだが、これがなかなか面白い。ややこしい法律の体系を明快に切り分けていくさまはスリリングでさえある。...