音盤一行感想録(管弦楽曲)ラヴェル『ボレロ』『ラ・ヴァルス』他 ミュンシュ(指揮) ボストンSO (BMG BVCC-7926)先入観に反してがっかりなラヴェル。ボレロではあまりにも雰囲気に乏しく、装飾を無理にひっぺがしたような。ラ・ヴァルスも初め丁寧なつくりでニュアンスにも富んでいるが、次第に激情に奔... 1998.06.12音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ドビュッシィ『海』『イベリア』他 ミュンシュ(指揮) ボストンSO (BMG BVCC-7925)決して悪くない演奏だとは思うのだが、盛り上がるところでやや行き過ぎるきらいがあるような、高カロリーな『海』。オケの艶っぽさがいまいち。(★★★) 1998.06.11音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ドビュッシィ『海』『夜想曲』『牧神の午後』他 マルティノン(指揮) リヨン歌劇場O. (EMI 5 72667 2)人にあげたり、行方不明になったり、で何度も買い直したCD。70年代EMI音盤の仏系作品には宝物が多く、マルティノンが遺した数多くの録音も含まれる。今回改めて聴いた感想は、... 1998.05.22音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ミヨー『屋根の上の牛』『世界の創造』他 ナガノ(指揮) リヨン歌劇場O. (ERATO 3984 22332 2)こういう音楽をオーケストラでセンス良くやるのは難しいと思う。ナガノは洗い立ての木綿みたいにさっぱりと演奏して、それはそれで悪くないが、気の利いたノリや色気には若干乏し... 1998.05.12音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ドビュッシィ『海』、『映像』他 サロネン(指揮) ロサンジェルスPO (SONY SK 62599)これは快演。サロネンは『夜想曲』のときも、ブーレーズの新盤より徹底したスコアへのこだわりを示していたけれど、その時感じた僅かなぎこちなさが無くなり、肩の力が抜けて、清潔でし... 1998.04.12音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)ビゼー『アルルの女』、シャブリエ『スペイン』他 ビーチャム(指揮) ロンドンPO (DUTTON CDEA5017)1936-1940年の録音だがDUTTONのリマスターって凄い(他のはあまり知らないので本当は何とも言えないが)。御大の演奏は風格と遊び心が同居しているような、不思議な魅力... 1998.03.18音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)グレンジャー『リンカシァの花束』他 レイニシュ、ランデル(指揮) 王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ (CHANDOS CHAN 9549)CHANDOSのグレンジャー・エディション第4巻は吹奏楽集。民謡に採譜した作品を中心にした楽しい音楽。『リンカシァの花束』は大好... 1998.02.18音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』全曲 マゼール(指揮) クリーブランドO (DECCA 452 970-2)考えてみるとこの曲、全曲聴くのは初めて。音だけだとこれほどつまらないとは思わなかった。オケはさすがに上手いのだが。ほんとは星一つにしようかと思ったが、ところどころ異常なオ... 1998.02.17音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)レスピーギ『ローマの噴水』『ローマの松』他 カラヤン(指揮) ベルリンPO (DG 449 724-2)流れるように歌われるレスピーギはいかにもカラヤン流で「ジャニコロの松」での茫洋とした演奏が美しい。かつて大阪公演がテレビ放映されたとき、この部分でのカラヤンのバトン・テクニックに感... 1998.02.13音盤一行感想録(管弦楽曲)
音盤一行感想録(管弦楽曲)R.シュトラウス『英雄の生涯』 バルビローリ(指揮) ロンドンSO (英EMI 5 69349 2)遅めのテンポで堂々とした英雄だが、やや荒削りで表情も乏しい。あまり面白くないと思いながら聴いていたら、英雄の業績のあたりから味わいが出てきた。ただ全体としてはもう少し上手な... 1998.02.12音盤一行感想録(管弦楽曲)